「最高にちょうどいいほんだぁ~」
と片言の日本語で伝えてくれるTVCMは、語感が耳に残り記憶されている方も多くいるかと思います。細かい話ですが、「ちょうどいい」というのは個人の主観からくるものであり、一体どの部分が既存のクルマと優れているのか…。
掘り返して調べてみると、これがパッケージングにおけるホンダの技術力の結晶だということに気付かされました!
以下よりフリードのすごい所、見やすくまとめてみました!
もくじ
ホンダ『フリード』ってどんなクルマ?
グレードと価格について
エンジン | グレード | 乗車定員 | 車両価格(FF) | 車両価格(4WD) |
1.5L 直4 | B | 6名 | 1,880,000円 | 2,096,000円 |
G | 6名 | 1,980,000円 | 2,212,200円 | |
G | 7名 | 2,001,600円 | – | |
G・Honda SENSING | 6名 | 2,100,000円 | 2,332,200円 | |
G・Honda SENSING | 7名 | 2,121,600円 | – | |
1.5L 直4+モーター | ハイブリッドB | 6名 | 2,256,000円 | 2,472,000円 |
ハイブリッドG・Honda SENSING | 6名 | 2,496,000円 | 2,728,200円 | |
ハイブリッドG・Honda SENSING | 7名 | 2,517,600円 | – | |
ハイブリッドEX | 6名 | 2,656,000円 | – |
まず驚き&嬉しさなのが、ハイブリッドの最上級グレードでも300万円のラインを大幅に下回っていること。クルマ購入の目的が「(一時的にでも)7人乗れること」である人ならば、どうしても大きめサイズに見えてしまうMサイズミニバン(ステップワゴンなど)よりも、ほぼほぼコンパクトカーサイズのフリードを選ぶほうが適切に思います。
また、ガソリン車、ハイブリッド車それぞれで4WD車も提供していることも少しだけ驚きポイント。どうしても四駆の安定感に慣れてしまっている人、冬場のシーズン、降雪が必ずある地域にとってみると意外に重要ポイントですね。
中古相場の価格レンジ
平均価格:231.5万円
価格帯:169.8万円~287.4万円
発表は2008年と比較的未だ歴史は浅い車種であるので、平均価格もわりと高めの水準ではありますね。やはりこのサイズ感と機能性もあるので人気車種として比較的下取り時点で高値が付くか、乗り換えずに乗り潰すかの2極化で低価格車両が中古市場に増えないような気がしています。
燃費
ミニバンに類する車種で「ここまで来たのか」というレベルの燃費です。
JC08モード燃費(ハイブリッドB(エントリーモデル)のFF車)でなんと、
27.2km/L
という燃費になっています。
ガソリン車でも19.0km/L(JC08モード燃費)というスコアですので、やはり燃費においてサイズメリットというのは大きいなと実感するばかりであります…。
ただし、少しだけ心配なのが、ネットに投稿されている実燃費の平均水準が
15.71km/L
となっています。
公称値と実測値が10km/Lも差異があるのが若干不可解ですが、数ある意見の中ではうまく高速走行と合わせると20km/Lに届く燃費が実現できるとのこと。このあたりも購入者ユーザーのみぞ知る的なところがありますね。
ホンダ『フリード』の特徴まとめてみたよ
コンパクトカーなのに尋常じゃない「広さ」
見た目からは想像もつかないほどの広さを持つこのフリードですが、驚くべきことにワンサイズ大きいSサイズミニバンであるトヨタのウィッシュの室内長が266cmであるのに対して、このフリードはなんと304.5cmという広さ…!
▼車体サイズが一回り小さいのにも関わらず40cmも大きな空間を作り出しているフリードの室内全景がこちら!
やはり、大手企業が本気を出して開発費を掛けた車種は違うなぁと思わざるを得ない瞬間です。
ちなみに、Sサイズミニバン(フリードはSSサイズ扱い)の各室内長を比較してみると、
- ホンダ>ジェイド:285cm
- トヨタ>プリウスα:269cm
- トヨタ>ウィッシュ:266cm
- トヨタ>アイシス:270.5cm
- マツダ>プレマシー:256.5cm
ということになっているので、ここでフリードの304cmを引き合いに出してみると、際立って広く感じること間違いなしですね…!
守護神「Honda SENSING」
とにかく、小さいのに、ただ、ひたすら「広い」ということはお分かりいただけたかと思いますが、家族を乗せて走るのであれば、やはり「事故に遭わない」という点も大きく購入を左右する点かと思います。
タイプ別のオプションにはなりますが、安全性能「Honda SENSING」も他メーカーに負けず劣らずの高機能っぷり。
▼衝突安全ブレーキ:前走車・対向車のみならず歩行者との衝突回避も支援。
▼ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール):車間距離をキープ。
▼LKAS(車線維持支援システム):車線内を走行するようにハンドル操作を支援。
▼誤発進抑制機能:不注意による急発進を防止。
▼先行車発進お知らせ機能:赤信号から青信号に変わったあと、先行車が前進したことをお知らせ。
▼標識認識機能:クルマが標識を認識し、安全運転を支援。
など、運転中起こりうる「凡ミス」をこれでもかというくらいに検知し、ドライバーに知らせたり、自動で修正しちゃう機能になっているわけです。
このHonda SENSINGについては下記のサイトがよくまとまっています。
http://www.honda.co.jp/hondasensing/
もちろん、最終的な安全への操作は大方ドライバーが行う必要がありますが、「あるに越したことはない」というレベルを越えて、乗っていく内に「なくては困る」と直感するドライバーも多くいるようです。
シートアレンジ
主に、6人乗りと7人乗りとで少しだけ見た目が違ってきます。具体的には2列目シートがキャプテンシートかベンチシートかの違い。
▼1・2列目アレンジモード(6人乗り)
▼1・2列目アレンジモード(7人乗り)
▼2・3列目アレンジモード(6人乗り)
▼2・3列目アレンジモード(7人乗り)
▼2名乗車・最大ラゲッジモード(6人乗り)
▼2名乗車・最大ラゲッジモード(7人乗り)
最大ラゲッジモードにおいて、7人乗りのベンチシートの場合、折りたたんで跳ね上げができるので、少しだけ奥行きに余裕があるようです。
また6人乗りの場合は、
▼このように中央のスペースからウォークスルーが可能になっており、
▼前後の行き来がMサイズミニバンのようにラクにできます。
これらも家族連れでの使用を前提とすると重要な部分ですね!
みんなのクチコミ・意見
ハイブリッドは実質+30万円でガソリン車比2割向上、低速の静粛性向上、モーターによる中間加速の向上の利点があります。
一方、一列目ウォークスルーに段差あり、一列目シート下のスペースが実質なくなる、エンジン始動時の低速でのDCTの多少のギクシャク感ありがマイナスポイントのため好みが出ると思いますので、試乗でしっかり確認してください。
とはいえ、2WDでシートヒーターを選べられるだけの価値はありますのであわせて確認してみてください。
コツコツしますが、純正なので我慢できる範囲です。
多分複筒式の車高調入れた方がよくなると思われます。
燃費チャレンジしてしまって飛ばさなくなります。
サイズも大きすぎずで謳い文句通りでちょうどいいです。
Sパケ純正アルミのときは22km/l記録したことがあります。
Z32のBBS16インチ、スタンダードタイヤで21km/lです。
走ってる感じで外気温が20-25度位のが燃費上がる気がします。
ただ、最後部座席上げ下げが頻繁な場合、かよわい女性にあの重さはつらいですね。お子様づれのおかあさんにとっては、倒すだけにしてそこへ荷物を置くなど、工夫が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はホンダの「フリード」の情報まとめをさせていただきました。
CMでの謳い文句である「最高にちょうどいい」というのは、現世代のユーザーに取ってちょうどいいを実現しているだけでなく、コンパクトカーにかくも大きなスペースを作ることによって実現できるホンダの「パッケージング技術」の賜物でもありました…!
「ミニバンだったら、Mサイズの大きめにトライかな~」と今まで思われていた方も、このフリードの積載性と居住性を確認してみて、日常的な使用で事足りるのであればこのSSサイズを検討してみるのも良いかもしれませんね!
本記事の情報が皆様にとって有益なものでありますように!