最小3列シート車!トヨタのSSサイズミニバン「シエンタ」の価格・燃費・特徴まとめ!




ミニバンタイプの車種の中であまり「かわいい」カテゴリに属するクルマは多くないですが、もし奥様と一緒に購入検討をされている方がいらっしゃったら、このシエンタが急に奥様の指示を獲得する可能性があります。

欧州車のようなデザインキュートさがある外観、にも関わらず3列シートと、それを格納した時の大きな荷室よって得られる、かなりの万能さに、それまで検討していた車種から再度、シエンタを含めた検討を余儀なくされるかもしれません。

そんなデザインが特徴的なシエンタですが、グレードや機能などまとめてみました!

トヨタ『シエンタ』ってどんなクルマ?

グレードと価格について

エンジン グレード 乗車定員 車両価格(FF) 車両価格(4WD)
1.5L 直4 X”Vパッケージ” 7名 1,689,709円
X”Vパッケージ” 6名 1,831,091円
X 7名 1,816,363円
X 6名 1,957,745円
G 6名/7名 1,980,327円
G 6名 2,121,709円
 1.5L 直4+モーター ハイブリッドX 7名 2,226,763円
ハイブリッドG 6名/7名 2,329,855円

ガソリン車はそれぞれのグレードで4WD車が存在し、それらは基本的に6人乗りになっています。また安全性能に関する「Toyota Safety Sense C」は全車オプション。

中古相場の価格レンジ

平均価格:189.3万円

価格帯:119万円~268万円

燃費

JC08モード燃費(ハイブリッド車)でなんと、

27.2km/L

という燃費になっています。

実はこの数値、完全なライバル車であるホンダ「フリード」と全く同じ燃費数値になっています。いわゆる公称値であるJC08モード燃費では同一の数値になっていますが、ユーザー報告の実燃費が

 

18.62km/L

となっており、ここがフリードの場合15km/Lと報告されていたので、実燃費としては現時点シエンタの方が若干上になっているような気がします。そこはさすがハイブリッドの先駆者トヨタさんか。

トヨタ『シエンタ』の特徴まとめてみたよ

何と言っても可愛い「顔」

冒頭でも言及しましたこの「かわいさ」という部分ですが、

▼じっくり見ていただきましょう。

▼少し俯瞰した別角度がこちら。

ミニバン=パパセレクト、とどうしてもなってしまうのか、Sサイズ以上のミニバンタイプの車種だとデザイン・顔が男性向けになってしまっている気がするのですが、シエンタの場合、その名前もさることながら、見た目においても男性女性両方にアピールできるデザインに仕上がっていると思います。

男性から見た場合、欧州車のようにおしゃれな外観、女性から見た場合、かわいい装飾・フォルムというように、ミニバンという枠を取り払って考えても、外観のデザインにおいてここまでバランスが取れていてなおかつ、独自性を担保しているのも中々無いと思いますね。

おしゃれな内装

外観のおしゃれさに引き続き、内装についてもその外観の雰囲気を引き継ぐ作りになっています。

▼こちらが運転席・ドライバーの視界によく入る部分であるシフトレバー周辺部分。

サンプルの写真自体が白基調になっているので、それだけでもおしゃれな印象を受けますが、カラーをうまく配置し、直感的に操作できるところが実用性もよく考えられています。

また、以下の画像が車内の各パーツを写したものですが、

▼スライドドアステップ部分

▼センターピラー

▼バックドアのフロア部分

▼ドアポケット周辺

これらにドット柄があしらわれた内装を見る限り、外装の雰囲気を引き継いだものと想像し、楽しい印象を演出するに十分な装飾になっていると感じますね。

大人が窮屈にならない3列目シート

▼こちらの画像を見ていただくとお分かりの通り、

3列目に座っている状態でも座面と床までの高さがあるためにいわゆる「体育座り姿勢」にならずに済むため、着座姿勢を適正化することができるためのようです。

また、3列目シートを格納する方法は▼こちら。

▼一度2列目を跳ね上げる手間が発生しますが、

▼跳ね上げて出来たスペースに対して、3列目を入れ込む形で挿入。

▼まるで何事もなかったように3列目が消えてなくなっているというマジカルな仕様になっています!

シートアレンジ

主に、6人乗りと7人乗りとで少しだけ見た目が違ってきます。具体的には2列目シートがキャプテンシートかベンチシートかの違い。

▼フラットラゲージモード

3列目をそのまま格納し、2列目を跳ね上げた状態にして後部の荷室を最大限確保したモード。なんと26インチマウンテンバイクが2台収容できるスペースとのこと。

▼ハーフラゲージモード

左右独立して折りたたむことができるので、3人乗車での移動をしながら、カーペットなどの長尺の荷物・家具などを積載することができます。

▼ゆったり2列・荷室モード

通常的な使用方法としてはもしかしたらこの使い方が最も多くなるかもですが、2列を残し最大5名の乗車をしながら3列目を格納し、多くの荷物を乗せることができるモード。

おそらく最後の2列・荷室モードが通常使用の前提で、大人数での移動の際に7人のモードにすることがこのクルマの設計の意図になっているようですね。

 

みんなのクチコミ・意見

(燃費について)実走2000㎞   約20㎞/L
(不満な点は?)特にありませんが、サスは柔らかすぎませんか?
自分の感覚なので人とは違うかもしれませんが
フワフワした感じがあまり好きではありません
(走行性能は?)高速時にハンドルが軽すぎる。
中速から高速域への加速は物足りないが、このクラスだと仕方ないのか。登り坂だと、さらに不満を感じる気がする。その一方、都内の首都高、一般道を無理せずまったり走る分には十分だ。
(乗り心地は?)通常の小型車同様です。良くも悪くもなく普通です。静粛性や安定性を求めるなら、別の車を買うか、DIYで防音・防振をトライするのも手です。

(燃費については?)大体、16Km/Lから21Km/Lをキープ。たまたま状況の良い時に、33Km/Lという記録をたたき出しました。高速が中心の場合には、16~17Km/Lくらいだったと思います。
(満足している点は?)二列目、三列目のシートを倒すと、広大な積載空間が広がります。ちょっと感動しました。車内の高さもあるので、粗大ごみの排出で古い木の机を運び出したのですが、余裕で乗る。ダイニングテーブルも恐らく余裕。ダイニングチェアもそのまま立てた状態で乗りました。さすがです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はトヨタの「シエンタ」の情報まとめをさせていただきました。

 

とにかくホンダ「フリード」と比べられることの多いこのシエンタですが、室内長だと

  • フリード:304.5cm
  • シエンタ:253.5cm

と完全にフリードに軍配が上がっている状況で、車体の大きさにおける居住性を求める場合は、フリード一択かと思いますが、シエンタの個性はやっぱりその外装だったり内装だったりのデザイン部分かと思います。

「3列シートで一番可愛いクルマに乗りたい!」

という女性ユーザーを考えるとマーケティング的な意味でのカバー範囲はかなり広く、実際の販売台数でもシエンタがフリードを上回っている状況です。(16年12月~17年5月の月間登録台数の月平均)

本記事の情報が皆様にとって有益なものでありますように!