ミニバンの購入検討をしている中で、もしスライドドアに執着が無いのであれば、スタイリッシュさなどを重視した「カタチ重視」の購入検討をしてみてもいいと思います。
また「基本的には3~5人で移動」という家族構成であれば、3列目に対する要望もある程度緩和してくるかと思いますので、今回ご紹介する「ウィッシュ」もその選択肢のひとつに入るかもしれません!
どうしても箱型ミニバンだと「The ファミリーカー」の雰囲気がどうしても強くなりますが、「スポーティさ」や「かっこよさ」などを考慮すると今回ご紹介するウィッシュもハマる可能性があるかと思います!
もくじ
トヨタ『ウィッシュ』ってどんなクルマ?
グレードと価格について
エンジン | グレード | 乗車定員 | 車両価格(FF) | 車両価格(4WD) |
1.8L 直4 | 1.8X | 7名 | 1,905,709 | 2,108,057 |
1.8A | 7名 | 2,019,600 | 2,210,400 | |
1.8S | 7名 | 2,194,363 | 2,385,257 | |
1.8G | 7名 | 2,297,455 | 2,499,709 | |
2.0L 直4 | 2.0Z | 6名 | 2,592,982 | – |
エンジンの排気量では1.8Lがメインで6人乗りの2.0Lが1バージョンだけ提供されています。
ハイブリッド仕様車も提供がないため最もローグレードな1.8Xは200万円を下回る価格設定になっています。
中古相場の価格レンジ
平均価格:115.1万円
価格帯:39.8万円~240万円
最も台数が多い価格帯は100-160万円のゾーンになっています。
2003年から販売開始し、現行型が発表されたのが2009年4月になっているため、長らくアップデートが掛けられていないようです。その為、中古車サイトをくまなく調べれば掘り出しものも多く出る車種でもあります。
燃費
公称値のJC08モードの燃費表示で
16.0km/L
という燃費になっています。
もともとハイブリッドグレードが無いためにガソリン車としては妥当な燃費性能ですが、いかんせんプリウスαが叩き出している『26.2km/L』という燃費がインパクトありすぎて少し薄い印象。
ネット上に投稿されている実燃費はというと、
12.04km/L
となっています。
このサイズで平均値として12km/Lはまずまずの結果のように思いますが、昨今の燃費性能っぷりを考えるとやはりもう少し伸びてほしい気もしますね。
トヨタ『ウィッシュ』の特徴まとめてみたよ
スタイリッシュなフォルムなのにゆとりある車内
この形状のクルマを観る時に、ミニバン検討者としてはどうしても車内のゆとりがどのくらいかを考えてしまいます。
たしかにどうしてもヴォクシーやヴェルファイヤなどの車種と比較するとゆとりが違いますが、もし少しでも「スタイリッシュさ」に重きを置かれているようでしたら、
▼こちらの画像を見ていただくとどれくらいのスペースが有るかがお分かりいただけると思います。
どうしてもこの形状の車種・特に3列目を想像する時に「体育座り状態」を思い浮かべる方もいらっしゃるかと思います。ある程度存在する窮屈感は拭えませんが、3列目も左右独立のリクライニングがついているので、居住性は見た目を超える内容になるようです。
2列目をテーブルにして一服できちゃうセカンドシート/ダブルフォールディング機構
とても簡単な操作でフラット状態にすることができ、
▼開けた空間を作ることや2列目の背もたれ自体がテーブルになったりします。
クルマでの旅行時に少し休みたい時、食事などの休憩をしたい時はこの構造を利用すると
- 空間創出
- テーブル機能
を一度に引き出すことができ、とても便利ですね!
前後の移動ラクラク「6席ウォークスルー」
2.0Zのグレードを選択した場合に限られますが、6人乗りの場合、2列目がキャプテンシートになることにより
▼中央にスペースを作ることができ、ウォークスルーができます。
この形状の車種で中央がウォークスルーできるっていうのは意外ですよね。もちろん7人乗りにこの機能はついておりませんが、4人家族での利用の場合、この構成・レイアウトが最もジャストサイズなように思います。
快適な空調「花粉除去モード」
かなりピンポイントな機能の紹介になりますが、重度の花粉症患者である筆者にとって、冬→春の間、如何にクリーンな空気の空間に滞在できるかが命題になります。
ウィッシュに備わっているオートエアコンの「花粉除去モード」を使用すれば花粉の時期、涙で前方が見づらい方でも容易に前方の視界を確保することが出来ます。
ただし、エアフィルター的なものが存在し、花粉そのものを除去してくれるわけではなく、上図のように「花粉を含んだ空気を乗員から遠ざける」というもののようで、物質的な除去ではないとのこと。
シートアレンジ
▼6人乗車モード
上記が7人乗りで2列目中央をアームレストにすることにより余裕のある6人乗車の形式を採用しているモード。
▼リラックスモード
フロント席のヘッドレストは外しリクライニングを最大傾斜利用することでフロントと2列目を利用したリラックス空間を創出。2名乗車時の休憩時にこの形式で休みたいですね。
▼片側ロングカーゴモード
2列目・3列目の片側のみを倒すことで片側のみ長尺の大きな荷物を乗せることができるモード。この部分で創出できる奥行きスペースは188cmにもなり大人一人おおよそ足を伸ばして横になれるくらいのスペースが生まれます。
▼ビッグカーゴモード
2列目・3列目を両方倒しフラット状態を作り、そこを荷室にするモードで最大限の大きさの荷室を作り出すモード。こちらも奥行きが188cmあり、幅が105cmもありますので、かなりの量の荷物、もしくは大きさのものを乗せることができますね。
▼リムジンカーゴモード
最大27cmもスライドする2列目シートをできるだけ後ろに下げ、2列目の足元にかなりの余裕をもたせたモード。荷物の多いアウトドアなどで移動する際、荷室も大きいですし、最大5人まで乗れるという、かなり高い利便性を実現したモード。
▼テーブルモード
前述したように2列目をたたみテーブルとして利用したモード。これにより3列目も少しスペース的余裕が生まれることと、移動中でも一時的にモノを置いておきたい時に非常に便利なスペースになりますね。
みんなのクチコミ・意見
②プリウス、レガシィとタイヤ、ホイールサイズ似てるから探すのが楽
③対応パーツや汎用可能パーツが多くいじりやすい
④少し無理すれば洗車でルーフの真ん中に手が届く
⑤工夫すれば車中泊も苦にならない
⑥加速や足回り、ミニバンという意味でも苦にならない
⑦オーディオの位置と高さが丁度良い
⑧インパネ、メーターの配置が使いやすい
毎年のように生産中止かと言われていますが、外観、積載性、利便性、コスパの面で満足。
自分のニーズに一番合っていた。
6スピーカーの音もかなりいいと思う。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はトヨタの「ウィッシュ」の情報まとめをさせていただきました。
ネット上の声を拾い上げると良くも悪くも「普通のクルマ」という印象が強いですが、
- 箱型タイプのミニバンはどうしてもNo!
- 新車で200万円台で探したい!
- ハイブリッド車で無くても構わない!
という要望をお持ちの方であればある意味「サイコーにちょうどいいスタイリッシュミニバン」になるかもしれませんね。
プリウスαも存在する現状、ハイブリッドで低燃費を実現し、長く乗りたい方はプリウスαの方がおすすめに該当しますが、新車でも価格的なハードルが低く手頃なサイズ・利便性を求めるのであればこのウィッシュも選択肢に入れてもよいかと思います!
本記事の情報が皆様にとって有益なものでありますように!