とあるライバルメーカーの開発者曰く、
「ミニバンの皮をかぶったスポーティカー」
と揶揄されるクルマ「オデッセイハイブリッド」。
今回はそんなオデッセイハイブリッドについて、まとめていきたいと思います!
もくじ
ホンダ『オデッセイハイブリッド』ってどんなクルマ?
グレードと価格について
オデッセイハイブリッドのグレード・価格表は以下の通り。
エンジン | グレード | 乗車定員 | 車両価格(FF) |
2.0L 直4モーター | ハイブリッド | 8名 | 3,560,000円 |
ハイブリッド | 7名 | 3,646,400円 | |
ハイブリッド アブソルート・Honda SENSING | 8名 | 3,780,000円 | |
ハイブリッド アブソルート・Honda SENSING | 7名 | 3,866,400円 | |
ハイブリッド アドバンスパッケージ | 8名 | 3,940,000円 | |
ハイブリッド アブソルート・Honda SENSING アドバンスパッケージ | 8名 | 3,970,000円 | |
ハイブリッド EXパッケージ | 7名 | 3,990,000円 | |
ハイブリッド アブソルート・Honda SENSING EXパッケージ | 7名 | 4,000,000円 | |
ハイブリッド アドバンスパッケージ | 7名 | 4,026,400円 | |
ハイブリッド アブソルート・Honda SENSING アドバンスパッケージ | 7名 | 4,056,400円 |
アブソルートとは?
この「アブソルート」というグレードで具体的にどのような内容になっているかというと、
▼上質でスポーティーなコンビシート
▼18インチアルミホイールや、
▼オデッセイハイブリッドの顔とも言うべきフロントグリルがダーククロームメッキになったり、
▼LEDポジションランプ
になったりします!
Honda SENSINGとは?
Honda SENSINGとは、ホンダが提供する安全性能・機能を集約した呼び名でグレードによってオプション装備だったり標準装備だったりします。
このHonda SENSINGの場合、「ミリ波レーダー」のみならず「単眼カメラ」の2センサーで周囲からの情報を収集し、アラームやブレーキ、ステアリングの制御技術と連動して事故回避を行います。
▼衝突軽減ブレーキ:前の車、対向車、歩行者との衝突回避を支援します。
▼歩行者事故低減ステアリング:歩行者との衝突回避を支援
▼アダプティブクルーズコントロール:車間距離を保ち、運転負荷を軽減。
▼車線維持システム:車線内を走行できるようにステアリング操作を支援。
▼路外逸脱抑制機能:車線を検知して、はみ出さないように支援する機能。
▼誤発進抑制機能:踏み間違いなどの不注意による急発進を防止し注意喚起。
▼先行車発信お知らせ機能:信号などの停車時に先行車が発信したことを知らせてくれる機能。
▼標識認識機能:標識の見落とし防止を図り、安全運転の支援を行う。
いかがでしょうか、これ、
逆に事故を起こすのが難しいレベル
ですね。
その他、EX・アドバンスパッケージとは?
その他にも「EXパッケージ」と「アドバンスパッケージ」が存在しています。
内容としては、
- EXパッケージ:LEDアクティブコーナリングライト、ブラインドスポットインフォメーション、トリプル・ゾーンコントロール。
- アドバンスパッケージ:Hondaインターナビ、マルチビューカメラシステム、スマートパーキングアシストシステム、リア右側パワースライドドア、LEDアウターウェルカムライト
がそれぞれ実装されています。ただし、ハイブリッド車特有の100V/1500WコンセントについてはEXパッケージのみの機能となっており、外出先で電源を使いたい用途のあるひとはEXパッケージがおすすめになっています。
中古相場の価格レンジ
平均価格:274.2万円
価格帯:139万円~468万円
最も台数が多い価格帯は300万円~400万円となっています。
現行型が発売されたのが2016年の2月とそれほど時間が経過していないこともあってか、中古車市場もそれほど値崩れはしていない印象ですね。
燃費
公称値のJC08モードの燃費表示(ハイブリッドアドバンスドパッケージ)でなんと
26.0km/L
という燃費になっています。すげぇ。
現状のライバル車(アルファードハイブリッド)が19.4km/L、エスティマハイブリッドが18.0km/Lなのでかなりの差を開いての結果になっていますね。
そして各所で報告されている実燃費をとりまとめると、おおよそ
14~16km/L
になっています。
ただし、少し特殊なのが、
街乗りの方が燃費がよくなること。
クルマ系SNSなどでは街乗りで20km/Lで高速走行では17km/L程度になるとのこと。この理由は発進時がEV走行で高速走行時は専らガソリン駆動に切り替わるため。
ホンダ『オデッセイハイブリッド』の特徴まとめてみたよ
3列目が床下格納できる!
トヨタの他のミニバンの場合、3列目シートはたいていが側面に引き上げるタイプのものが多いのですが、このオデッセイハイブリッドの場合は、
▼このように3列目が床下に収納される設計になっています。
これにより荷室の拡大だけでなく、上記画像のように2列目シートにこれ以上無いほど快適なスペースを提供できる形になっています。
シートアレンジ
3列目格納の設計により、フラットな荷室を作れることがオデッセイハイブリッドの特質的な長所になっています。
▼6名乗車モード。
3列目の中央を倒し、6名が十分な広さで快適に乗車できるモードになります。また室内中央に長尺のモノを積載したりもらくらく可能になりますね。
▼4名乗車+ロングスライドモード
フロントの運転席・助手席はそのままに、2列目シートはもはやファーストクラスのような広さ。このスペースに私を乗せてくれるオデッセイ乗りの友人を、私は欲しい。
▼2名乗車+最大ラゲッジモード
こちらが3列目を床下収納して2列目を前にスライド。そうすることで荷室の広さを最大限にする。
▼(8名向け)6名乗車モード
2列目、3列目の中央席を倒して6名が最大のスペースを確保できるモード。8人乗りで可能なレイアウトで2列目中央はカップホルダーがついており、快適さも向上しています。
▼(8名向け)2名乗車+最大ラゲッジモード
こちらは8人乗りで可能な最大ラゲッジモードで、2列目シートは背もたれが完全に倒せることで空間的には7人乗りの最大ラゲッジモードよりも大きなスペースを作り出すことが可能になっています。
▼1-2列目フラットモード
1,2列目を後に倒し、室内前方に空間を作り出すことができるモード。
みんなのクチコミ・意見
もう、これ無しでは困る身体になってしまった。
アブソリュート以外はオプションだが、必ず付けたいところ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事にてホンダのLサイズミニバン「オデッセイハイブリッド」についてまとめさせていただきました!
ユーザーのレビューからはやはりその走行性能に関する評価コメントが目立ちますね。
またホンダの安全性能のブランドである「Honda SENSING」については、
「これがないと生きられない」
と言わせしめるほどの便利機能でユーザーに刺さっていることが見て取れますね。
本記事が皆様の参考になりましたら幸いです!
いわゆる「燃費の目玉」を使用するため、回転数高めの制御となってると思われる。高速道路や郊外の道路で淡々と走ってる時は、エンジン直結となるが、少し負荷がかかると燃費の目玉を外れるため直結が切れる。