三菱のミニバン最高の走破性を誇る『デリカ D:5』の価格・燃費・性能まとめ!




ミニバンというくくりの中でもある程度の多様性がある中、これほどまでにSUV的な走破性、ボディ剛性重視の車体は見当たらない気がします。

というか敢えて見当たらないように、差別化されるように設計・製造されているように思います。

▼このTVCMを御覧になられた・記憶されている方も多いかと思います。

『何よりこの光景の見た目が危なっかしい』

というのが最初に見た時の正直な印象でした。

今回はその「オリジナリティの塊」である「デリカ D5」について情報をまとめていこうと思います!

三菱『デリカ D5』ってどんなクルマ?

グレードと価格について

エンジン グレード 乗車定員 駆動方式 車両価格
2.0L 直4 M 8名 FF 2,408,400円
G-パワーパッケージ 7-8名 FF 2,761,560円
ローデスト G-パワーパッケージ 8名 FF 3,020,760円
2.4L 直4 M 8名 4WD 2,855,520円
G-パワーパッケージ 7-8名 4WD 3,177,360円
ローデスト G-パワーパッケージ 8名 4WD 3,404,160円
G-プレミアム 7-8名 4WD 3,731,400円
2.2L 直4ディーゼルターボ D-パワーパッケージ 7-8名 4WD 3,534,840円
ローデスト D-パワーパッケージ 8名 4WD 3,740,040円
D-プレミアム 7-8名 4WD 4,055,400円

 

ディーゼルターボとは?

そもそもディーゼルエンジンとは、圧縮した高温の空気中に燃料を噴射し、自然発火させる仕組みが採用されているエンジンを指します。ちなみに、ガソリンエンジンの着火方法は、点火プラグを用いられています。この点で使用する燃料も違っており、ガソリン車の場合は当然ガソリンが給油されますが、ディーゼル車の場合は、軽油を使用することになります。

また、ディーゼル車にガソリンを入れると不具合の原因になります。それほど、このガソリンエンジンxディーゼルエンジンは似て非なるものです。

そしてそのディーゼルターボはそのようなディーゼルエンジンにターボ機能を搭載したもの。

ディーゼル車のメリットとは?

まず上記でご説明したようにガソリンではなく軽油を給油しますので、燃料費が安くなります。

  • 執筆時点での単価の違い
    • ガソリン:128.2円/L
    • 軽油:106.0円/L

上記で割引率的な書き方をすると、同じ分量を入れても軽油の方が料金が18%引き、くらいのイメージになります。燃料代が約2割削減されるって結構大きいですよね。

ただこの辺りはそれぞれのディーゼル車の車種における燃費も絡んでくるので本当の意味でのお得感は車種によってことなります。

次に、ディーゼル車・ディーゼルエンジンの特性としてガソリン車よりも「パワーがある」ということがあります。

実際にその特性を利用して、ディーゼルエンジンが専ら利用されているのはトラック。2トン以上のトラックはかつてよりディーゼルエンジンが主流となっています。

中古相場の価格レンジ

平均価格:207万円

価格帯:29.9万円~536.8万円

最も台数が多い価格帯は250-350万円のゾーンになっています。

燃費

公称値のJC08モードの燃費表示(4WD・クリーンディーゼル・FF)で

13.0km/L

という燃費になっています。

実燃費はというと、

10.99km/L

となっています。ディーゼルエンジンにおけるこの辺りの捉え方としては、10km/Lはこのごつい車体感からするとかなり意外なほど良い数字かと思いますし、利用する燃料が軽油ということを踏まえると、経済的にも優位性があるように思います。

三菱『デリカ D5』の特徴まとめてみたよ

AWC(オール・ホイール・コントロール)

このAWC自体は特段機能名ということではありませんが、三菱がパリ・ダカールラリーなどの超絶的過酷レースから培ってきた4WDを中心としたさまざまなテクノロジーに対する開発思想です。

実際のタイヤに関するノウハウのみならず、前後分担重量の最適化、電子制御を行う4WD、安定性の自動制御などなど、極論的に「路面がどのような状態でも安定を保ち走り抜く」という、もはや「気概」に近いものかと思います。

ドライブモードセレクター

▼またこちらは状況に応じてドライバ-がエンジンの駆動部分をこのダイアル形式のツマミから自らで変更することが可能になります。

「2WD」は燃費に優れた軽快な走り、「4WD」は前後輪への駆動力を適切に配分し、横風の強い高速道路走行時や濡れた路面時に安定性をドライバーに供給するモード、「LOCK」はさらに悪路な状況(雪道、登坂路)において優れた走破性を発揮してくれるモードになります。

こちらはシフトレバーの左に位置しており、ドライバーの判断により任意で切り替えることが可能になります。

シートアレンジ

▼7名乗車

ミニバンとしては最もオーソドックスな7人乗りのモード。見た感じあまり気になりませんが、他メーカーのMサイズミニバンの3列目のスペースと比較すると若干狭く見えます。

ただし、この時点でも3列目より後の荷室部分に、最大48cmの奥行きの荷室を作り出すことができますので、調節すれば広さは申し分ないように思います。

▼2名乗車+最大ラゲッジルーム

3列目を跳ね上げ、2列目シートをたたみ前方に移動させ、荷室を最大限創出するパターンがこちら。この時の荷室の最大奥行が1610mmもあります。これによりかなり大型・長尺の荷物も積み込むことができます。

 

▼フラットシートレイアウト

車中泊に便利な2列目・3列目をフルフラットにしたモード。

▼4名乗車+長尺ラゲッジルーム

2列目・3列目は片方だけたたみ前方へ。そうすることにより4名の乗車を実現しながらスノーボードなどの長尺の荷物を積み込むことができるモードです。

みんなのクチコミ・意見

(満足している点は?)見た目!カッコイイです!
(走行性能は?)ガソリン車(Gプレ)からの乗り換えなので操作性は特に気になる事はありません。トルクが太いので坂道などは回転を上げなくてもスルスルと登れます
(乗り心地は?)
柔らかそうな足回りかと思いきや相当踏ん張ってくれるので山道も楽しく走れます。
(満足している点は?)ゼロスタートからベタ踏み100㎞までの太いトルク任せの加速はとても良いと思ってます。
(不満な点は?)お値段が高かった。。。
(総評は?)流行りの自動ブレーキなどの先進技術はまるでなく、リヤゲートの感動的な重さ、懐かしいディーゼルのサウンドと乗り味、シンプルなスタイル、どれをとっても現代の車とは思えない(褒めてます)。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は三菱の「デリカD5」の情報まとめをさせていただきました。

購入者のレビューで若干気になるのは、故障の多さ。

ただし、それ以外の点については良くも悪くも「購入者が予めどのような車両か理解する必要があるクルマ」かと思います。

何故かと言うと、日本にそこまで悪路がない。

ただし、これについては「オフロードに対する憧れ」で購入する方、意味も大いにあると思いますので、SUVなどと比較しながら購入検討されることになるのかなと予想しております。

この情報が皆様の参考になれば幸いです!