ホンダのザ・ファミリーミニバン『ステップワゴン』の価格・燃費・性能まとめ!




ホンダのミニバンと言えばオデッセイかステップワゴンのどちらかが思い浮かぶかと思います。その2車種のなかで一番大きな違いを表すと、

  • オデッセイ→Lサイズ(全長4.83m)
  • ステップワゴン→Mサイズ(全長4.73m)

と、サイズで一回りコンパクトなのがステップワゴンという印象があります。

今回はそのホンダのミニバン「ステップワゴン(スパーダ)」について詳しくまとめて行きます!

ホンダ『ステップワゴン(スパーダ)』ってどんなクルマ?

標準車とスポーティタイプ「スパーダ」が存在する

ステップワゴンの中でもノーマルな標準車と少しスポーティにカスタムされている「スパーダ」というグレードが存在しています。

主な違いは、専用の内外装であったり、黒基調のシート表皮、その他の細かい部分では、リヤのハブベアリングの容量が標準車と比較して変えられている。

ハブベアリングとは?

機械を動かすときに発生する摩擦を軽減するための部品です。
自動車のさまざまな部品に組み込まれていて、動力や潤滑油の節約や、起動時の抵抗の低減、摩耗を小さくすることなどを目的としています。

これがどのように走行性能に影響を与えているかというと、「安定感の向上」でこの部分が変更されているスパーダの乗り心地は「踏ん張り感」がある。

ただし、こちらは標準車と比較した時点での優位性かというとそうでもなく、動きの「軽快さ」で言うと標準車に歩がある状態。こちらは運転感覚の好みによる部分が大きいように思います。

基本ターボ付き

ステップワゴン スパーダも標準車もいずれのグレードでも基本的に「ターボ車」という設定になっています。これにより走行性能の基本的な部分の底上げや、ミニバン特有のもっさりした発進などがなくキビキビとした走りを実現しています。

グレードと価格について

ステップワゴン スパーダ

エンジン グレード 乗車定員 車両価格(FF) 車両価格(4WD)
1.5L 直4ターボ スパーダ・Honda SENSING 7-8名 2,840,000円 3,077,600円
スパーダ・クールスピリット Honda SENSING 7-8名 2,990,000円 3,184,400円

いずれのモデルも2列目がベンチシートとなった8人乗りのみ展開。

ステップワゴン(標準車)

エンジン グレード 乗車定員 車両価格(FF) 車両価格(4WD)
1.5L 直4ターボ B 7-8名 2,288,000円 2,547,200円
G・Honda SENSING 7-8名 2,610,000円 2,847,600円
G・EX Honda SENSING 7-8名 2,830,000円 3,046,000円

ハイブリッド車のリリースは予想されている?

実は上記のグレードに対して、最近新型のティザーサイトがオープンしています。

▼ステップワゴン スパーダ新型のティザーサイト

http://www.honda.co.jp/STEPWGN/new/

このトップ画のナンバー部分に堂々と「HYBRID」という表示があり、近日中に行われるビッグマイナーチェンジにてHYBRID版が追加されることが示唆されています。

後述する燃費部分については、競合車に対してそれほど後塵を拝する内容ではありませんが、このハイブリッド車登場により、ホンダミニバン好きなユーザーにっては「待ってました!」とも言える発表になったのではないかと思います。

サイト上での表示は「この秋、SPADAが生まれ変わる」との表記が。

予定としては遅くとも今年中にこの新型がお目見えする形になるかと思います!

中古相場の価格レンジ

平均価格:263.9万円

価格帯:149万円~349.8万円

最も台数が多い価格帯は100-300万円のゾーンになっています。

車種自体にある程度の歴史(90年代中頃発表・発売)があるので、中古車における価格帯のボリュームゾーンはわりと広め。

燃費

公称値のJC08モードの燃費表示(スパーダ・Honda SENSING(FF))で

16.0km/L

という燃費になっています。

SNSに共有されている実燃費の平均値はというと、

10.63km/L

となっています。いずれのグレードでもターボ車であることが大前提となっている中で、10km/Lを平均値で切らないというのはスコア的にかなり良いのではないでしょうか。特に新車購入されたユーザーの方で共通しているのは12-14km/Lまでは伸びそう、という声。ターボ車の機動性とこの燃費性能はステップワゴンの一つの特徴と言えそうです。

ホンダ『ステップワゴン(スパーダ)』の特徴まとめてみたよ

わくわくゲート

この名前だけ見ても何のことやらかもしれませんが、こちらの機能、ステップワゴンの最も特徴的な機能とひとつとして挙げても良いものです。

▼その唯一性が最も簡単に分かる画像がこちら。

▼子供でも簡単に折りたたみ・格納することができる3列目シートで後ろ側からの乗り降りもラクに行うことができる。

▼ハッチバック特有の悩みである「後が狭い時、開けにくい問題」。その時も乗せる荷物が小さいものであればこのようにサクッと開いて乗せることができちゃう。

▼勿論、通常のミニバンのように縦に大きく開いて大型の荷物をらくらく積み込むことも可能。

このように特徴的なハッチバックのデザインからできることが実際の家族使いを想定するとかなり便利な点が多く含まれていることが特徴です。

ホンダの安全技術「Honda SENSING」

各社こぞって力を入れている安全技術。ホンダの場合グレード名にもあるように「Honda SENSING」という名前が機能名として存在しています。

どのような機能を統合しているかというと、

▼【衝突軽減ブレーキ<CMBS>】前走者、対向車、歩行者との衝突回避を支援。

▼【アクティブ・クルーズ・コントロール<ACC>】車間距離を保ち運転不可を軽減する機能。

▼【車線維持支援システム(LKAS)】車線内を適切に走行できるようにハンドル操作を支援する機能。

▼【路外逸脱抑制機能】車線を検知し、はみ出さないように支援。

▼【誤発進抑制機能】アクセルとブレーキの踏み間違いなど不注意による急発進を防止し注意喚起。

▼【先行車発進お知らせ機能】信号待ちなどの停車時に前の車が発信したことをお知らせする機能。

▼【標識認識機能】標識の見落とし防止を図り安全運転を支援する機能。

この事故防止機能の列挙を受けて、他に追加できるものを探すほうが難しいように思います。。

その他、

  • マルチビューカメラ:駐車支援機能
  • Hondaスマートパーキングアシストシステム:駐車時のハンドル操作を自動に切り替えることができるシステム
  • 後退出庫サポート:バックでの出庫時に左右から車両が近づいてきていないかお知らせする機能。

などは、当然オプション装備になりますが、予算があえばこれだけの安全機能をもりもりで搭載することが可能になります。

このあたりはメーカー別で比較するとトヨタ/ホンダが図抜けているように思います。あとはオプション価格としてどちらがお得かくらい。

シートアレンジ

実はシートアレンジは他メーカーの競合車と比較するとシートアレンジが少なめなステップワゴンですが、このサイズのアレンジの少なさは逆に言えば、シンプルさを追求するために落ち着いた適切な内容、とも言える仕上がりになっています。

▼4名乗車で3列目を荷室に。

3列目を格納することで、後部に大きな荷室スペースを確保。この状態でも4名がゆったりと乗車でき、アウトドア時に必要な大きな荷物もらくらく収納することができます。

▼2名乗車でさらに荷室広々。

ニトリやイケアで大型の家具を購入後もこのアレンジであれば余裕がある形で当日持ち帰りをすることができますね。

▼2列目・3列目の片側でスペース作り

この形式で自転車の積載もできちゃいます。

▼2・3列目を倒して長尺物の運搬もらくらく

カーペットサイズ(183cm)の長尺物もこの形式で運搬可能。

▼助手席を含む片側を総フラット。

助手席も合わせて倒すとなんと270cmもの長さのスペースを作り出すことができます。

このようにステップワゴンでは3列目を簡単に床下収納できることにより、シンプルで使い勝手の良いアレンジを実現することができます。

みんなのクチコミ・意見

(満足している点は?)
安全装置の進化には驚かされます。ガソリンエンジンにしては燃費も良い。(長距離を走った時の燃費はハイブリッドのミニバンに負けません。)
(走行性能は?)とにかくパワフル!軽快な走り出しはピカイチですね
フル乗車してもキビキビ走ります♪
2.4ℓのRBオデッセイと比較してもステップのほうがパワフルです(*´艸`)
(満足している点は?)
わくわくゲートは使い勝手最高です♪
バックドアはもう上に開くことがないくらい(*´艸`)
アウトレットで大量に購入した荷物も楽々と載りました。狭いスペースでワクワクゲートが大活躍。とても助かりました。
(不満な点は?)
小物入れがたくさんあるのですが、どれも使いにくい
(総評は?)
運転はミニバンにしては楽しいほうだと思います。休みの日の早朝はドライブに行きたくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はホンダの「ステップワゴン(スパーダ)」の情報まとめをさせていただきました。

やはり気になるのは今秋に発売開始されると言われているスパーダのハイブリッドバージョン。

ライバル車であるトヨタのノア等3兄弟車では既に23.8km/Lの燃費を達成しているので、このベンチマークに対してホンダがどのようなアプローチをするのかが気になる所。

また、ステップワゴンの差別化の一要素であるターボについて、購入者のレビューにもあるように走行性能に対してこれだけ一役買ってきた部分が、ハイブリッド車になった時にどのようになるのかは、とても気になるところですね!

以上、皆様の参考になれば幸いです!