ホンダのSサイズミニバン「JADE（ジェイド）」の価格・燃費・特徴まとめ！

ミニバンを選んでいる時にどうしても箱型のボックスタイプの形状が先に出てきますが、一見5人乗りハッチバックタイプのクルマでも3列シートを搭載している車種がいくつかあります。

今回ご紹介するホンダ「ジェイド」もカタログから見受ける限りでは「ミニバン」に属する形状では内容に思いますが、

ミニバンなのです。

今回はそんなスタイリッシュミニバンであるホンダ「ジェイド」について情報まとめてご紹介させていただきます！

ホンダ『ジェイド』ってどんなクルマ？

グレードと価格について

グレードはターボ車の「RS」とハイブリッド車の大きく分けて2分類が存在しています。

通常のガソリン車は基本的にターボ付きとなっており、走りやトルクを意識した仕上がりになっています。

対するハイブリッド車では「ハイブリッド」と「ハイブリッドX」が存在しており、Honda SENSINGを始めとする安全性能やノイズ軽減処理が施された17インチのアルミホイールが標準装備とされる「X」が最もハイグレードとしてのポジションになっています。

RSについて

ガソリン車のグレードである「RS」には、直噴ガソリンターボエンジンの「VTEC TURBO」が搭載され、まるで2.4Lクラスのようなトルクを体感することができるとのこと。

▼しかもこのようにハンドルにパドルシフト機能付きですので、マニュアル車のような感覚を楽しむことができます。

ハイブリッドについて

ハイブリッド車はアクセルを踏んだ瞬間からトルクを生むモーター、直噴エンジン、高性能リチウムイオンバッテリーを内蔵したインテリジェントパワーユニットからなる「SPORT HYBRID i-DCD」を搭載。低燃費であるにも関わらず力のあるパワフルな走りも両立。

中古相場の価格レンジ

平均価格：221.4万円

価格帯：149万円～269万円

最も台数が多い価格帯は200-250万円のゾーンになっています。

発売開始が2015年ということもあり、未だ歴史の浅いクルマ。中古車市場にもそれほど十分に車体が無いことや、高価格であることを理由にそれほど新車販売の進捗が芳しくないこともあり、価格のレンジは広くはないようです。

燃費

公称値のJC08モードの燃費表示（ハイブリッド）で

25.0km/L

という燃費になっています。

実燃費はというと、ガソリン車とハイブリッド車の平均値として

14.54km/L

と出ていますが、ハイブリッド車限定の実燃費を確認してみると、

17.81km/L

という実績が出ています。

このサイズである程度走りの面白さがあり、且つ街乗りでこの燃費数字が出てくるのはかなりうれしいですね。

ホンダ『ジェイド』の特徴まとめてみたよ

2列目V字型スライドシート

ジェイドの室内における最も特徴的な点として、

▼2列目シートの「Vスライドキャプテンシート」が挙げられると思います。

これ、どういうことかというと、上記の写真をよく見るとお分かりいただけるかと思いますが、シートしたとスライドレールが3列目方向に向けて少しV字型になっているかと思います。

このレールがV字型であることによってこのサイズのミニバンでなんと170mmのロングスライドが可能になったとのこと。V字型の理由としては、後輪が存在する部分のホイールハウスを避けること。ですので、ロングスライドを実現するのに結果的にV字型になった、という方が正しいかもしれません。

近未来的なシフトノブ

ドライバーがハンドルの次に多く触る部分がウィンカーかシフトノブかと思います。

そのシフトノブのデザインもメーカーごとに変遷・変容があり、このジェイドに関しても同様で近未来的なフォルムになっていることが特徴です。

アクセルの踏みすぎ防止：リアクティブフォースペダル

通常の運転中、燃費最優先で考えた時に「間違ったアクセルワーク」はいたるところに存在すると思います。

それは意図的であったり、そもそもの個人の癖であったりする部分もあるかと思いますが、この「リアクティブフォースペダル」はエネルギーの浪費につながるアクセルへの踏み込みを感じ取った時にペダルの反発力を通じて抑制をかける機能。

よほどGを感じて運転したい方は別として、燃費性能を最大限引き出すことができるのであればしたいと思います。そこでこの機能がアクセルの反発力とマルチインフォメーションディスプレイでの表示を使ってドライバーに対してそれを表現します。

ディスプレイは良いとして、アクセルからどのようにしてドライバーにアピールするかというと、

「急にアクセルが重たくなる感じ」

とのこと。

▼小さいおっさんがアクセルの適切な箇所をアクセルペダルから教えてくれるイメージ、のようです。

シートアレンジ

▼6人乗車モード

最大乗車人数である6名で乗車するとこんな感じに。大人6人が座ると2列目以降はやはり圧迫感がある模様。レビューサイトないのコメントでも大人が3列目シートに座って長時間移動するのはちょっと厳しいとの意見もあります。

▼5人乗車

3列目シートを片側格納し、5名分の乗車スペースと荷室を作り出したモード。ちなみに2列目はベンチシートにならないので、3列目を両方格納して5名乗車分の席を確保することが出来ないようです。

▼4人乗車

乗車人数を4名にすると、3列目シートを両方格納することができるので、3列目をフルに荷室として利用することができます。

▼3名乗車

さらに3名での乗車の場合、2列目シートの片側を倒すことにより後部に十分な荷室スペースと長尺の荷物を2列めにまたがる形で積載することができます。

▼2名乗車

ある意味ジェイドにとってこのモードが「真価を発揮している」と言っても過言ではないかもしれません。2列目・3列目を倒し、全てを荷室にすることによって自転車2台分の容量を確保することができるようになります。

みんなのクチコミ・意見

（良かった点は？）通勤で使用していますが、一般道で燃費20越えは素晴らしい。 インテリアは好みは分かれるところだとおもいますが個人的にはスッキリしているのでとても好みです。 座席も乗る人数が4人までならばかなり快適です。 乗り心地もしっかり感がかなりあるのでいいですね。 全高の低さも個人的には◎です。

（総評は？）主な乗車人数や平均的な荷物量等がはまるのであればオススメできる車だと思います。 乗れば乗るほど私は好きになっていってるので。 なので使用者によってかなり評価が分かれる車だと思います。

（良かった点は？）スタイルが良く、４人乗車でゴルフバック４個、載せて高速道路の坂道を楽々と走行出来る パワーがあります。　燃費も街乗りで１８キロ/L以上走ります、長距離では２２キロ/Lも走り 満タンで７００キロ以上走り　満足しています。 安全面ではホンダ　センシングで高速道路でオートクルーズで１００キロをセットすると、前の 車が９０キロで走行すると自動で９０キロに速度を調整してくれるので安全で高速運転も楽です。

（不満な点は？）６人乗りですが３列目のシートは長距離には向きません、１時間位ならＯＫでしょう。 私は４人，以上は乗らないので問題はありません。 車体が少し大きいので駐車場の狭い所では少しはみ出します。

（不満な点は？）3列目いらない

（総評は？）運転して楽しく、乗ってて心地良く、見てカッコいい。
こんな車、他にありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回はホンダの「ジェイド（JADE）」の情報まとめをさせていただきました。

このサイト名が「ミニバン・ファミリー」という名前でもあるので、「ミニバン」というくくりで見ると、やはり3列目シートの居住性に少し不安がある意見が多いですが、これを

通常4人乗り・いざという時6人乗れるクルマ

という見方で見ると、走り・燃費・積載性含め相当ポテンシャルの高いクルマであることが分かります。

ただし、ステップワゴンの全長が4690mmであるのに対し、このJADEが4650mmと5cmしか違わないのですね。

設計的にはこの5cmは大きなものと思いますが、やはりこのJADEのフォルムとしてボンネット・鼻先が長いこともあり、居室を求めるとなると箱型タイプの方が適しているのかなとも思えます。

とはいえ、ホンダのスタイリッシュなフォルムが好きな方へはおすすめできる内容かともいます。

本記事の内容が皆様の参考になりましたら幸いです！