ミニバンと言えば、から検索をスタートさせるとどうしても箱型の形状がトレンドな昨今そのような車種が当然の如くヒットしますが、もしミニバン探しをしながらでも実は
7人乗りであればとりあえずOK
カッコイイ方がいい
というのを内心考えている方なら、今回ご紹介する『クロスオーバー7』はわりと要望にハマってくる可能性があります!
ということでスバルのレアな”7人乗りSUV”である『クロスオーバー7』についてまとめてご紹介させていただきたいと思います!
もくじ
スバル『クロスオーバー7』ってどんなクルマ?
グレードと価格について
『クロスオーバー7』のグレード・価格表は以下の通り。
エンジン | グレード | 乗車定員 | 車両価格(4WD) |
2.5L 水平方向4 | 2.5i EyeSight | 7名 | 2,754,000円 |
モダンスタイル | 7名 | 2,754,000円 |
用意されているのはこの2グレードのみで、機能・性能差はほとんどなく、シートのカラーや素材で選択することになります。
中古相場の価格レンジ
平均価格:252.8万円
価格帯:213.9万円~285万円
最も台数が多い価格帯は200-300万円のゾーンになっています。
ただし、中古車市場に出回っているこのクルマの数自体がそれほど多くないのか価格レンジも狭めで、且つこの車種は狙って購入している人が多いためかそれほど低価格な車体が見当たらない状況にあります。
燃費
公称値のJC08モードの燃費表示で
13.2km/L
という燃費になっています。
他メーカーのSUV車と比較すると、
- 日産-エクストレイル:16.4km/L(ガソリン・2WD車)
- トヨタ-ハリアー:13.0km/L
- マツダ-CX-5:16.0km/L
ですので、7人乗りの特殊SUVという捉え方をすると、そこまで燃費は悪くない水準かと思います。
実燃費はというと、
7.5~9.5km/L
となっています。SUVのフォルムで7人乗りで実燃費も10km/Lまではいきませんが、それに近い水準に到達していますので、アウトドアに行くために遠出する目的の旅が多い人には余裕で許容範囲かなと思います。
スバル『クロスオーバー7』の特徴まとめてみたよ
SUVのフォルムなのに7人乗りできる車内
このサイトで「クロスオーバー7」をご紹介させて頂くに辺り個人的に最も特筆すべきだと思うところはやはりこのインテリアの部分かと思います。
ミニバンというカテゴリの中で「SUVだけど3列シート・7人乗りだから紹介しちゃうよ」感は最もこのクルマの唯一性を強調する部分かと思います。
▼こちらが2列目シート。通常の7人乗りのミニバンでは3列目シートが3人乗りになっているパターンが大半なのですが、クロスオーバー7においてはセカンドシートが3人乗りの設計になっています。
▼こちらが3列目シート。
座った感じ、少しかかと部分の方が高くなっており高身長の男性にとっては「快適スペース」とは言いにくいサイズ感ですが、車体フォルムがSUVということを考えれば、この辺りは問題ない範囲と言えると思います。
シートアレンジの多彩さ
ミニバンの醍醐味といえば、やはり様々な人数・シチュエーションに対応したシートアレンジが組めることですが、このクロスオーバー7でも色々なシートアレンジが可能になっています。
▼5名乗車モード
3列目を格納するように倒し通常の5人乗りのような形式で座席を利用できるパターンです。乗車している5名分でもだいぶゆとりのあるスペースが保たれていますが、注目すべきは後方の広大な荷室ですね。
▼分割モード
セカンドシートを倒して分割すれば長尺の荷物の格納もらくらくできちゃう。スキー・スノボの板、釣り竿などアウトドアにも対応し、イケア・ニトリなどの帰りに長いパーツがある家具を積載することも可能です。
▼フルモード
2列目も全て倒した時のシートアレンジ。これにより空間的にはかなり広大なスペースを作りだすことができます。
▼リラックスモード
フロントシートのヘッドレストを外し、後方に完全に倒しきった形でできるフロントシートとセカンドシートでできるフラットなスペース。ロングドライブ時の仮眠などかなり快適な休憩スペースを作り出すことができますね。
SUVとしての走行性能!
SUVといえば走破性・走破性と言えばSUVということで、このクロスオーバー7も例外ではありません。
▼水平対向エンジンと左右対称に構成された独自のAWD(=4WD)システムはシンメトリカルAWDと呼ばれ、重量バランスの良さと直進安定性を提供し高速走行では疲労の少ない安定した走り、コーナーではスポーティーなハンドリングを実現します。
▼コーナーではスポーティーなハンドリングを実現します。
スバルの安全基準『アイサイト(Ver.2)』
昨今では車メーカー各社が当たり前のように衝突安全機能を実装しその高機能さに選ぶユーザー側が最新をキャッチ出来ていない状況でもありますが、スバルの場合、CMでもお馴染み「アイサイト」という安全機能が搭載されています。
今回搭載されているのはVer.2で現在ではVer.3までリリースされていますので、最新が実装されているわけではないのですが、それでも高水準の安全性能を実現しています。
▼こちらがステレオカメラ。2台のカメラがまるで人間の目で映像を捉えているように周囲の情報を認識します。
▼そしてこちらがそのステレオカメラでキャッチされた周囲の状況の認識イメージ。
最新のスマホカメラアプリの認識能力よろしく、街中にあるものを正確に捉えています。
そこからひねり出される判断として、
- VDC(ビークルダイナミクスコントロール)→個々の車輪におけるブレーキ圧とエンジン出力を制御。
- エンジン
- トランスミッション
- メーター
などの機器を適切に制御し高度な運転支援を実現します。
みんなのクチコミ・意見
ロールとは、カーブを早いスピードで曲がる時、遠心力で横に振り回される感覚・動き。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はスバルの「クロスオーバー7」の情報まとめをさせていただきました。
ちなみにSUVフォルムながら3列シートで7人乗りを実現していることのクルマ、筆者としてもとても魅力的に映るのですが、家内にこのクルマの写真を見せた所、
『スライドドアではないのでNG』
というリアクションでした。
なるほどごもっとも。狭い駐車スペースでスライドドアの恩恵は計り知れないものの、このヒンジドアに乗り換えた瞬間にその恩恵に後から気づきそうなポイントだなと思いました。
各クルマ系レビュー氏などでもこのプラットフォームの古さは10年落ちであったりだのその「古さ」とミニバンとしての「今っぽく無さ」は各誌指摘している部分ではありますが、言い方はよくないですが、いわゆる「所帯じみた」という箱型のミニバンが受け入れられない人にとっては、このクロスオーバー7というのは面白い選択肢になるのではないでしょうか?
以上、皆様の参考になれば幸いです!