トヨタ『アルファードハイブリッド』のグレード・価格・燃費・その他機能について




まず「トヨタのミニバン」と言われて思い浮かぶのがこのアルファードか「ノア」を想起される方も多いのではないでしょうか?

今回はそのアルファードのハイブリッド版である「アルファードハイブリッド」の気になるグレード・価格などの情報から、燃費・機能など乗り物としての機能性に関する部分をまとめてお伝えしたいと思います!

ざっくりアルファードハイブリッドとは?

アルファードとは、トヨタが販売する、大型LLクラスとされる高級ミニバンの代名詞で2002年に発売され、今日まで「高級ミニバン」の代表格となっています。

同じトヨタの同系統車種としては「ヴェルファイア」が存在しており、このアルファードとヴェルファイアがトヨタの高級ミニバンにおける双璧となっています。

ただし、ヴェルファイアが2008年からの発売になりますので、「高級ミニバン」の印象はアルファードの方が強く持たれていると思います。

そして現在で3代目となる現行型の「ハイブリッド」バージョンとして登場したのが、

この『アルファードハイブリッド』となります!

現行グレードと価格

今現在(執筆時点:2017年7月時点)で提供されているグレードは以下の通り。

グレード名 乗車定員 車両本体価格
ハイブリッドX 8名 4,113,818円
ハイブリッドX 7名 4,155,055円
ハイブリッドG 7名 4,775,563円
ハイブリッドSR 7名 4,919,891円
ハイブリッドG”Fパッケージ” 7名 5,356,800円
ハイブリッドSR”Cパッケージ” 7名 5,501,127円
ハイブリッド エグゼクティブラウンジ 7名 7,036,691円

このように見ると「エグゼクティブラウンジ」の価格が飛び抜けているのがわかりますね…。2番手の「SR”Cパッケージ”」から150万円近くの差を空けています。

この費用差がどの辺りから出てくるかというと、

内装のゴージャスさ

ですね。

▼こちらが運転席・助手席のイメージですが、オリーブアッシュバール木目調、という検索してもアルファード関連しか出てこない特殊な木目調の素材を使用、

▼こちらが車内の全景ですが、「もはやビジネスクラスのシートでは?」と思うほどの快適性を提供する車内、

且つアームレストには当然の如くドリンクホルダーや格納式テーブルが装備されています。

ココで思うのが、一番の快適性を享受するのが、運転手ではなく、

2列目シートに乗る人

になりますので、エグゼクティブラウンジを自分のための買い物として見る人はあまりいないのかもしれません。

中古相場

中古相場の価格帯としては、179万円から560万円の間となっているようです。

また最も車体数の多い価格帯のレンジとしては300万円から350万円となっています。

燃費

燃費については、公称であるJC08モードでは18.4km/Lとなっていますが、

実際の燃費共有サイト上では11.7km/L前後が一般的なようです。

またガソリンタンクの大きさは65Lとなっているので空っ穴の状態から満タンにした場合、今のガソリンの価格(約130円)だと8,450円くらいのイメージですね。

高速走行で燃費が伸びた事例でも14km/L前後になっていますので、その場合、航続可能距離としては、900km前後まで伸びる計算になりますね!

900kmだと東京から高速を乗り継いで本州最西端の山口県くらいまで行けてしまうので、このタンクの大きさとハイブリッドの特徴である燃費の良さは、ドライブや室内空間では満たせない快適性を提供してくれる

アルファードハイブリッドの先進機能の数々

多彩すぎるシートアレンジ

アルファードの特徴である高級x広々空間を存分に活用した結果、2列目、3列目、リアの収納スペースの可動性を合わせてかなりの数のシートアレンジができるようになりました!

▼こちらがリヤシートフルフラットモードのアレンジ。

2列目が3列目と連動して大人二人が寝そべっても余裕な空間を作ることができます。

▼こちらがフロント・セカンドフルフラットモード。

運転席からフラットにすることにより社内全体がほぼフラットな状態に。こちらが空間的には最も広く取られたアレンジになると思います。

▼4人乗車+荷室モード

3列目シートを再度に格納しできたスペースを荷室として活用しなおかつ2列目シートの足元にも余裕を提供するアレンジに。

▼こちらが最大積載モード。

リアの荷室スペースを最大限に創出したモードでスーツケースを2台横に並べてもまだスペースに余裕がありますね。

▼最後のこちらがその名も「スーパーリラックスモード」というもの。

画像を見てお分かりいただける通り、2列目シートの足元にかなりのスペースがあることがおわかりいただけると思います。

この画像を見て思うことは、

アルファードを持っている友達が欲しい

ということかもしれませんねw

ミリ波レーダーを使った先進安全装備

「衝突安全」がエアバッグなどの衝突時の安全性を底上げするものですが、このような「衝突回避」に関するものは

「予防安全」

という位置づけになります。

このアルファード(エグゼクティブラウンジには標準装備)に実装されているのは

プリクラッシュセーフティシステム
(ミリ波レーダー方式)

というもので

まず『常にミリ波レーダーが前方の障害物・先行車』を検知しており、衝突する可能性が高いと判断した場合には、運転者の踏むブレーキをアシスト、もしくは自動でブレーキを掛けてくれる、という機能。

ある一定の速度で前方の障害物に前進した場合、まず警報で運転者にそれを知らせます。その後、運転者がブレーキを

  • 踏んだ場合→ブレーキ力を強力にアシスト
  • 踏めなかった場合→自動でブレーキ制御開始し、最大30km/hを減速。

となります。

ですので、30km/h以上の速度差がなければ理論的には衝突を回避できる、それ以上であっても大幅な被害軽減が期待できる、ということになりますね。すげぇ。

とことんリアシート優遇!リアシートエンタテインメントシステム!

上記の動画を見ていただいてもお分かりいただけるとおり、アルファードは運転者のものにあらず、同乗者、もしくは、家族・友人のためのものであることがお伝えできるかと思いますw

動画内で紹介されているリアシート用のディスプレイ、最も大きな欠点は、

運転者が見れないこと

かと思います。当たり前ですが。

世の中の一般論として必ずしもドライバー=車輌購入者では無いかと思いますが、費用負担する側がココまで機能を享受できないというのも軽い矛盾を感じますが、快適な旅を楽しんで欲しいという思いが強ければこの出費など取るに足らないものなのかもしれません…!

みんなの意見

重いのに、エスティマハイブリッドより高燃費。電池を貯めようと努力してくれます。
エアコンも高燃費に寄与。20アルファードと比べて収納も多くなり、とにかく荷物がたくさん積める。とても良い車ですが、唯一金額が高いのがウイークポイントですね。
納車後、約2ヶ月。3000km走行後のレビュー。高かったけど、静粛性、乗り心地よし。燃費もこの大きさで13〜14kmで最高です。
高速道路での燃費が、思うように上がりません。
車体の前部、後部などとても見切りが良いので、狭い所なども楽に運転できる。女性の方が多く運転しているのを良く見かけますが、運転しやすいからだと思います。
高級感はすごいが,ファミリーカーとしては適さない。
モーターで走っている等、確認しながら走れますから結構楽しいです。半年以上経った今も全く飽きていません。最後になんと言っても広い、180cmの男が6人ゆっくり座れますから

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はアルファードハイブリッドについてご紹介させていただきました。

購入済みユーザーの評価は概ね好評のようですが、意見を読み進めていく感じでは細部のディテールによりこだわる人は、その金額感もあり待って不満を持たれる人も多いような印象があります。

それにしてもやはり燃費ですね。

これだけの大型車、LLサイズのミニバンでリッター11km/hを超えるというのはそれだけでも驚きを持って迎えられる情報ですよね。

以上、皆様の参考になれば幸いです!