高級ミニバン・トヨタ『アルファード』のグレード・価格・燃費を徹底解析!




唐突ですが、皆様、

腹筋は割れていますか?

▼腹筋というとついついこのようなシックスパックを想像しますが、

ミニバンの中でもシックスパックを想起するものがありました。

▼それがこれ。

そうアルファードの顔・グリルですね。見事に割れています。今回はそんな威圧感と高級感が同居する高級感ミニバン「アルファード」についてご紹介してまいりたいと思います!

最初に:『アルファード』ってどんなクルマ?

国産車メーカーがこぞってファミリー向けのミニバンを販売していますが、その中でもひときわ豪華な装備を誇る「高級ミニバン」として君臨しているのが、この『アルファード』です!

その豪華さのみならず室内の広さも加わり、最近では政治家や芸能人の移動車としても利用されている機会が多く、都内を歩いているとリアウィンドウが異常に濃いスモークのアルファードを見かけることがあり、

『芸能人じゃね!?』

と思ってしまうこともしばしば。(僕だけかもしれませんが)

また、今回記事として取り上げるのはアルファードの中でもハイブリッドではない、ガソリンOnlyのアルファード。今回はそのハイブリッドとの比較しての価格差や燃費についてご紹介していきたいと思います!

現行のグレードと価格表

エンジン グレード 定員 車両本体価格(FF) 車両本体価格(4WD)
2.5L 直4 X 8名 3,197,782円 3,448,145円
S 8名 3,537,491円 3,787,855円
S 7名 3,578,727円 3,829,091円
S”Aパッケージ” 7名 3,754,473円 4,004,837円
G 8名 3,953,782円 4,204,145円
G 7名 3,995,018円 4,245,382円
S”Cパッケージ” 7名 4,173,709円 4,424,073円
3.5L V6 SA 7名 4,145,237円 4,339,637円
SA”Cパッケージ” 7名 4,585,091円 4,779,491円
GF 7名 4,842,327円 5,036,727円
エグゼクティブラウンジ 7名 6,522,218円 6,716,618円

エンジンは2.5Lの直4と3.5LのV6が用意されています。

『直4』とは直列4気筒のことで、近い形式では2気筒・3気筒・多気筒などの種類がありますが、この筒状のシリンダーが4つ並んだエンジンの形式は低価格帯から高価格帯の車体に対して幅広く使用されているものです。

それぞれの形式で長短がありますが、4以下の気筒のものと比較すると燃費はやや劣るものの振動や騒音は少なめで、エンジンもスムーズに回転します。それ以上の多気筒との比較になると、振動や騒音・スムーズさは多気筒の方が上を行きますが、アルファードのこのサイズとのマッチングとしてはこの直列4気筒が適切な選択肢だったものと思われます。

またV6というのは、V型6気筒の略で、見た目もまさにV字型をしているためその名前が付けられています。

メーカー目線でV6エンジンのメリットとしてはエンジン全体をコンパクトにでき、設計やエンジン部品のコスト面で優位性があります。

ドライバー目線でのV6の特徴というと、加速・快音を挙げる人多いようです。エンジン回転が3000~4000r.p.m.レンジに来ると高回転域での加速感や伸びはV6エンジンの強みで2.5Lの直4にはない、「ドライビングの楽しさ」を得ることができます。

どの排気量の時にどのエンジンを採用するかについてはどの選択肢でも長短がありますが、このアルファードにおいて言えば、

  • 街乗り・燃費・フットワーク→2.5L 直4
  • 加速・快音・伸び・レスポンス→3.5L V6

という見方をしても良いと思います。

中古相場の価格レンジ

平均価格:411万円

価格帯:275.4万円~920万円

最も台数が多い価格帯は250万円~300万円となっています。

アルファードハイブリッドが300-350万円のレンジでしたので、今回はハイブリッドではないガソリン車の分、価格帯は割安になっている印象ですが、それでもボリュームゾーンが250万円~というのはやはり高級ミニバンという威厳を現況になっているようですね。

燃費はどのくらい?

公称値のJC08モードの燃費表示(「G」「X」「S」「S”Aパッケージ”」のFFアイドリングストップ装着車の場合、

12.8km/L

という燃費です。

では実際の購入ユーザーが計測している燃費はどのくらいかというと、

7km/L~8.5km/L

がおおよその平均値と報告されています。

そしてアルファードのガソリンタンク容量は75Lとなっていますので、満タンから空っ穴まで高水準の燃費で走行したとして、712km程度は航行できるようです。

ただし、アルファードハイブリッドの場合、ガソリンタンクの容量は10L程小さくなっている65Lとなっていますが、燃費が11km/Lを越えてきますので、満タンから空っ穴までの総距離は900kmを超えることを考えると、このハイブリッドではないアルファードの場合、

トルクや走りの気持ちよさ

などの走行性能を重視する人にとって良い選択肢となるはずです!

アルファードの高級車たる先進機能の数々

上から俯瞰した映像が見れる「パノラミックビューモニター」

車庫入れがいくら苦手な人でもミニカーを手で持って好きな所に駐車する、ということはできるはず。なぜならそれは完全に上から見下ろせるから。

運転席に座って自分の車を掴んで好きなところへ、というのはどだい不可能なことですが、このパノラミックビューモニターがあれば、

まさに上から俯瞰しているような映像を見ながらクルマをコントロールすることができます。

兎にも角にも、

▼こちらの映像を見てみましょう。

映像で使用されているのは別の車種ですが、この機能がありながら側面をガリガリやっちゃう人っているんですかね??と思ってしまうくらい、周囲の確認に関して至れり尽くせりのビュー機能になっています。

また、この同様のサイズのミニバンからアルファードに乗り換える方であればあまり気にならないかもしれませんが、少し小さめのワンボックス、ましてや軽自動車からアルファードに乗り換える!といった時に真っ先に気になるのがこの取り回しの部分かと思います。

そのあたりの不安・懸念をかるーく払拭してくれるこの機能は非常に特筆すべき機能ですね!

※ただし、最上級グレードの「エグゼクティブラウンジ」以外はオプション設定になっており、もし取り付けるとなった場合、ナビ自体のデバイス費用も含めて70万円程になりますのである程度の覚悟がいるオプション内容ですね。

金額的な覚悟の他に

「今後車両感覚を覚える気はない!」

という逆の意味の覚悟も必要になりそうです。

勝手に車庫入れしてくれる『インテリジェントパーキング2』

先ほどのパノラミックビューモニターと少し領域が被る機能となりますが、簡単に言うと、駐車したいスペースまで近づいて(ほぼ)ワンボタンで駐車ができちゃうという、

教習所ってなんだったの?

ということを悟らせる機能になっています。

▼まず最も代表的なのがこちらの「前進誘導機能」で、区画線がある場合、駐車位置に近づいてからボタンを押すことで、ほぼ自動(+一部案内あり)で駐車してくれるというもの。

出典:http://toyota.jp/technology/comfortable/intelligentparkingassist2/

▼さらに複数回の切り返しが必要な場合でもその切り返しタイミングを通知案内しながら誘導する「切返しを伴う駐車支援」を行ってくれたり、

出典:http://toyota.jp/technology/comfortable/intelligentparkingassist2/

▼これがすごい。教習所で習ってやり方忘れているランキングNo.1に位置するであろう「縦列駐車」もボタン一つでやってくれる「縦列駐車機能」が、もはやこれのほうが「自動運転技術ではないか」と思ってしまうほどの、先進さを醸す機能になっています。

出典:http://toyota.jp/technology/comfortable/intelligentparkingassist2/

但しこのインテリジェントパーキング2については、前述の「パノラミックビューモニター」との併用はできず、どちらか一報を選択する必要があります。

ガソリン車特有の「助手席スーパーロングスライド」

この機能はハイブリッド車にはなく、ガソリン車のみの仕様で今まで助手席のシートと2列目シートのレールが分かれていたために実現ができませんでしたが、現行型になり、助手席と2列目が同一のレール上を移動することできるようになったため、

助手席がスーパー快適席に変身

できるようになりました。

▼こちらが「助手席前拡大モード」ですが、助手席の前方スペースが大きく空いていることにより脚を伸ばせるなど空間的余裕が大きく生まれたと同様に

出典:http://toyota.jp/alphard/interior/indoor_space/

運転席の孤立感ハンパない

感じに仕上がっていますね。助手席が2列目シートに参戦することにより運転席はほぼ会話に入れなそうな絵が浮かんでは消えていきます。お父さん頑張って!w

また、この機能と関連しているところで同じくハイブリッド仕様には無い点が、前席周辺に駆動用のバッテリーが存在しないため、運転席・助手席への左右の移動ができるグレードも存在します。

みんなの意見まとめ

車内が広い、圧迫感を感じない、視点も高く運転しやすいです。息子も、この車長いねって言ってます。たぶん広いねって言いたいのだと思います(笑)確かに長いけど・・・。
7人フル乗車でもストレス無しです。燃費を気にしないのでしたら、V6で間違いなしです。加速もセダンに負けません。
前車、オデッセイ(RB1)からの乗り換えで

満足①室内空間の広さ。
満足②室内の静粛性。
満足③室内装備が充実。

カーブでは多少のロールはあるが、元々走行性能に期待してないので気にならないレベル
2.5リットルですが僕には十分なパワーですし、運転席も広く助手席、後席も広い、内装の高級感もある、乗り心地もかなり良い
燃費は街乗り中心だと平均6~7キロ台ですね。
大きさに制約がない方には自信を持っておすすめ出来る車。自分には手の届かない車だと思ってましたがXグレードと購入先の営業さんの頑張りで購入することが出来ました。満足。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はアルファードに関してお届けしました。

購入者のレビューを読んでみてもおおよそ好意的な意見が大半ですし、アルファードを狙って購入して中々不満はないかもしれませんが、気軽に変える価格帯のクルマではありませんので、その点価格満足度が非常に高いことをうかがい知ることができますね。

現行型が発売されて現在までで約2年、直近のモデルチェンッジのタイミングが気になりますが、大きく更新される40系の発売は、噂ベースですが、2020年を予定しているとのことで、まだ先ですね。

本記事の情報がお役に立てれば幸いです!