トヨタミニバンカテゴリの中でもアルファードより後発ながら見た目も販売台数も輝かしいクルマがあります。それが
「ヴェルファイア」
既にハイブリッド車もリリースされておりますが、今回はガソリン車の方であるこのクルマの期待・不安・懸念箇所を細かくご紹介してまいりたいと思います!
もくじ
ヴェルファイアってどんなクルマ?
2008年にアルファードのフルモデルチェンジが行われ、それまで販売されていたアルファードVの事実上後継車となります。
アルファードが上品・洗練・豪華を売りにしているのに対しヴェルファイアは力強さ・先進性を武器にするブランディングがなされており、外内装含めて
「「「若さ」」」
が強調されているデザイン・仕様になっています。
当初ハイブリッド車は存在していませんでしたが、2011年のマイナーチェンジでハイブリッド車を追加しています。
若さや先進性を強調しつつもカテゴリーとしてはやはり高級ミニバン車になっており、その居住性・快適性・安定性に対して高い評価を得ています。
グレードと価格について
エンジン | グレード | 乗車定員 | 車両価格(FF) | 車両価格(4WD) |
2.5L 直4 | X | 8名 | 3,197,782円 | 3,778,145円 |
Z | 8名 | 3,537,491円 | 3,787,855円 | |
Z | 7名 | 3,578,727円 | 3,829,091円 | |
Z”Aエディション” | 7名 | 3,754,473円 | 4,004,837円 | |
V | 8名 | 3,953,782円 | 4,204,145円 | |
V | 7名 | 3,995,018円 | 4,245,382円 | |
Z”Gエディション” | 7名 | 4,173,709円 | 4,424,073円 | |
3.5L V6 | ZA | 7名 | 4,145,237円 | 4,339,637円 |
ZA”Gエディション” | 7名 | 4,585,091円 | 4,779,491円 | |
VL | 7名 | 4,842,327円 | 5,036,727円 | |
エグゼクティブラウンジ | 7名 | 6,522,218円 | 6,716,618円 |
どちらかと言うと人気・一般的なモデルは2.5Lの直4になります。
2.5L 直4モデルは、3.5Lと比較するとやはりパワーや加速性能では劣るものの、とても滑らかに回転数をあげることができ、高回転域に達したときでもノイズや振動が気になることはありません。性能としては燃費に重きを置かれており比較的穏やかな印象を受けますが、CVT制御により賢くバランスが取られているため、乗車定員フルの乗車や傾斜のキツイ坂道等特定の条件を除けばパワー的にはほぼ気にならない仕上がりになっています。
CVT制御とは
CVTは、Continuously Variable Transmissionの略で、
文字通り、連続的に変速することができるトランスミッションです。
いくつかの歯車の組み合わせで変速するAT(オートマチックトランスミッション)が
数段階のギア比から走行状況に応じて最適な変速段を選ぶのに対し、
CVTの場合は歯車ではなく自由に径を変えることのできるプーリー(滑車)と、
それにかけられたチェーンを用いることで無段階に変速。
そのためいつでも最適なギア比を選択でき、しかも駆動力を途切れさせることなく走行できます。出典:http://car-moby.jp/39911
ですので、オートマよりも更に進んだシステムでの走行性能になります。
例えば高速走行時、オートマの場合は大抵、4速か5速を行ったり来たりしている状態ですが、CVTの場合は4や5などの段階的な概念が存在せず、常に速度や状況に応じた最適な動力性能に対応することができる、というものです。
これもまさに、
テクノロジーすげぇ!
という話ですね。
また、3.5LのV6エンジンについては、
もはや暴れ馬。
走り出してから100km/hに到達するスピードがなんと、
8.5秒
という並々ならぬ加速性を実現しています。これがこのサイズのミニバンででる加速なので、いやはや凄まじいという性能ですね。
中古相場の価格レンジ
価格帯:279.9万円~2700万円
最も台数が多い価格帯は200万円~300万円となっています。
ヴェルファイアのハイブリッド版の価格帯ボリュームゾーンが250万円~となっておりましたのでそちらと比較すると若干ながら割安のゾーンが存在しますが、中古車で200万円を割らないというのもやはり、高級車ならではの部分で購入者に対し
一定の覚悟が必要な価格帯
になっていると思います。
燃費
公称値のJC08モードの燃費表示(「V」「X」「Z」のFFアイドリングストップ車)ではなんと
12.8km/L
という燃費です。かつてこのサイズのバン・ミニバンの燃費は5km/Lいけばよい、とされていたのが遥か太古の情報のようですね。
これが、V6 3.5Lエンジンになると、9.5km/L程度になるようです。
実際の購入ユーザーが計測している燃費はどのくらいかというと、
8km/L~9km/L
がおおよその平均値と報告されています。
ヴェルファイアに搭載される機能
金色の瞳『GOLDEN EYES』仕様が登場
こちらは機能というよりは「特別仕様車」の情報ではありますが、
▼このようにフロント顔面の「目」だけ金色に輝く「GOLDEN EYES」仕様車が登場。
若い人たちの間で流行っている濃い目の色(黒など)と金色を合わせてコーディネートされることと同一のニュアンスになりますね。
▼こちらが目のドアップ。金色に輝いており、
▼フォグランプ部分にも金色の配色がなされています。
▼車体以外でも。このようにスマートキーにも黒x金のデザインがなされています。
この仕様を選択することができるのが、
グレード | エンジン総排気量 | 駆動 |
特別仕様車
ZA”GOLDEN EYES” |
3.5L | 2WD |
3.5L | 4WD | |
特別仕様車
Z”A EDITION・GOLDEN EYES” |
2.5L | 2WD |
2.5L | 4WD |
の4グレードとされており、このモデルは
ガソリン車限定の特別仕様でハイブリッドにはこのグレードは存在しません。
助手席スーパーロングスライド
▼説明不要で下記の画像を見ていただければお分かりいただけると思いますが、
美女がタブレットを見ていますね、ええ。
しかもおみ足を前方に投げ出していますが、ウルトラスペースありますね、これ。
しかも、HPには、
シートサイドのスライドレバーを引くことで、助手席が後方に移動。フロントエリア最後端で一旦停止します。そして再度レバーを引くことで、さらに後方への移動が可能になります。
出典:http://toyota.jp/vellfire/interior/indoor_space/
助手席に座っていた方はどこに行ってしまうんでしょうか?
それと同時に、湧き上がる
運転手が後部座席の会話に入れない不安
がありますね。
とはいいつつも、これだけのくつろぎ・やすらぎ・ゆとりを助手席に提供できる運転手がちやほやされないことはまず無いでしょう。逆に、助手席の人には運転手に対して敬意をもってタブレットを読んでいただきたいと思います…
【8人乗り限定】多彩なシートアレンジ
家族が増えたりすると家族+親戚or友人などのドライブを考えた時にできるだけ人数的なゆとりはあったほうがいいですよね。
今まで、基本7人乗りのインテリアをご紹介してまいりましたが、こちらにて8人乗りVerのアレンジをご紹介してまいりたいと思います。
▼こちらが8人乗り仕様のセカンドシート。
中央の部分がアームレストではなく、シートになっているのがご確認いただけると思います。
▼そしてこちらがチップアップした際の見た目。
座面が跳ね上がる形式になっていますので、簡単に引き上げることが可能でなおかつ、この状態でセカンドシートを前方に移動させると、
▼サードシートへの乗り降りが非常にラクになったり、
▼後方のスペースがなんと2mほども取れてしまうことに…!(ハイブリッド車の場合、最大1,950mm)
さらに、フロントシートも倒すことによって
▼このようなフルフラットシートにすることも可能。
このシートアレンジを見ただけでも
遠出をしたくなる
のは僕だけでしょうか。こんな感じでサービスエリアでちょっと休みながら日本をめぐる旅をしてみたいですねw
みんなのクチコミ・意見
最近の国産車、ハンドル軽くないっすか? ふにゃふにゃしてる気がします。
30ヴェルはそこそこの重さを持たせてくれているので、直進時の操舵感、安定感はいいんじゃないかなー。。。個人的にですが。
言うまでもありません。
他の人たちが絶賛しています。
私も絶賛です。30系2台目です。
非常に良い。
安いグレードの四駆なので期待してませんでしたが、
トヨタ凄い!!と感じました。
高速 リッター 13km程 100k/h 走行
2.5ならこんなものかな?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事にてヴェルファイア(ガソリン)についてまとめさせていただきました。
購入者レビューも大枠、かなり高い満足度で満たされている意見が多く、中にはやはりその若者向けの影響からか「ヴェルファイア DQN」という単語で運転マナーが悪いドライバーが多いことを示唆する内容もありました。これはどうしても大きい車に乗ると態度も大きくなるという仕方のない法則ですね。。。
アルファードと双璧をなすトヨタのLLサイズミニバン「ヴェルファイア」ですが、その「高級車カテゴリ」に相応しい性能と快適性を実現する憧れのクルマですね!
こちらが皆様の参考になれば幸いです!